災害時の暖房に豆炭や薪ストーブ?! 実は意外なメリットも。

電気もガスも供給停止してしまったときの、暖房手段。
カセットガスストーブや石油ストーブをオススメしましたが、残念ながら欠点もあります。
カセットガスストーブは、一日中使うなど長時間の暖房には向かない。石油ストーブは燃料の灯油が長期保存できないなど。

そんな欠点のない暖房手段のエネルギー源として検討をオススメしたいのが、豆炭、練炭、木炭、薪などの原始的な燃料です。

まずは、コタツ。
一般的にコタツといえば電気ですが、キャンプ用に豆炭コタツもあります。災害時にコタツというのはあまりピンときませんが、実は非常時のお役立ちアイテムとしてお勧めの一品です。特にお年寄りのいらっしゃる家庭では重宝するでしょう。
豆炭は比較的安価で長期保存できますし、ストーブに比べ余震等での火災リスクが低い点でも、優れた防災用品と言えます。
昔の掘りごたつのように、床が掘り下げてなくても大丈夫です。

ミツウロコ豆炭こたつ70cm

70cm×70cm 高さ35cm。
災害時でなくても、日常的に使用できるコタツです。豆炭の着火がちょっと厄介ではありますが、燃料費は電気代の約半分とコスパもよく長時間暖かに過ごせます。

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●火鉢、七輪、炭火コンロ

練炭や木炭をエネルギー源とする火鉢、七輪、炭火コンロは、暖房と調理にも使え、非常用として一考の価値があると思います。
しかし、現代の住宅は気密性が高く、室内での使用は非常に危険です。
なので、それらをやむなく室内で使用する場合は、必ず2ヶ所以上の換気口(窓を15センチ以上開ける)を確保し、絶対に火を着けたまま寝ないこと。
通気口を通じて一酸化炭素が階下に流れて、下の階の住人が死亡する事故もありました。二次災害には、くれぐれもご注意ください。
また、裸火ですので、余震にもご注意ください。

薪ストーブ 木炭コンロ 田中文金属

災害用にはこれがオススメです。直径約20センチと手頃なサイズ。木炭・練炭・豆炭・薪(廃材)・固形燃料・枯れ枝・落ち葉など、色んなものが燃料として使えます。災害時の暖房用はもちろん、バーベキュー、煮込み料理など、これ1台でマルチな活躍が期待できますね。
特に練炭や豆炭は長時間安定して燃焼するので、暖房にぴったりです。価格がお手頃なのも嬉しいですね。
ただ、あくまで屋外用なので、やむを得ず屋内で使う場合は窓は開けっ放しにするなど、くれぐれもご注意ください。燃料によっては当然煙も出ますので、着火してからしばらくは様子をみて、安定してから部屋に持ち込むようにしましょう。
繰り返しになりますが、絶対に部屋を締め切ってはいけません。

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これは価格も手頃だし、便利かも!

●ヒーターアタッチメント

実際に試してはいませんが、こんな面白いものもあります。
カセットコンロが災害時の必需品であるって話を他のページで繰り返していますが、その調理用カセットコンロの上に載せて暖房器具に転用できるという便利グッズ。コンパクトで価格も手頃。
ただし、専用の暖房器具のような期待は禁物です。それと、長時間連続使用は避けた方がいいでしょう。ボンベが加熱する可能性がありますので、様子見つつですね。

GoodsLand ヒーター アタッチメント 簡易 ストーブ

キャプ用のシングルバーナーやカセットコンロと併用で石油ストーブの様に暖を取れるます。
そもそもは、冬のキャンプやフィッシング、登山、ツーリングなどのアウトドア用暖房用品ですが、災害時にも重宝すること間違いなし。
ガスバーナーやコンロの火の熱を二重構造で吸収し、発散するヒーターアタッチメント。
コンロの上に乗せるだけの汎用品のため、大半のバーナー、コンロに対応できます。
少し時間はかかりますが、上にヤカンを置いてお湯を沸かすことも可能。ステンレス製。

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