防災備蓄品に液体ハミガキを加えておくべき、その理由とは?

口腔ケアは、病気予防の観点からも大切

災害時は、水がじゅうぶんに使えないため、歯磨きできない場合があります。
飲食と違い、歯磨きはしなくても死ぬわけじゃないし、ということで優先順位を下げてしまうこともあるでしょう。

でも、口腔ケアは、災害時こそおろそかにして欲しくない重要項目なんです。
口の中が不潔だと細菌が増殖し、肺炎などのリスクが高まると言われています。もちろん、肺炎だけではありません。
実際、警視庁警備部災害対策課はこんなツイートしています。

とは言うものの、貴重な水を避難所で分け合ってる時、歯を磨きたいからすすぎに使う水をくださいとは言いにくいですよね。
在宅避難で断水している場合も、もちろん水は一滴でも無駄にしたくない。

そこでオススメしたいのが「液体ハミガキ」なんです。
液体ハミガキの場合、口に含んでブラッシングしてクチュクチュ… そのあと水ですすがなくても大丈夫。
気分的にもスッキリすると思います。

ひとつ注意したいのは、口に含む時液を容器の蓋に入れて、その蓋に直接口付けないこと。
毎回それをやっていると、その部分に雑菌が増殖します。

ここまでで、ある疑問が頭の中に渦巻いている人もいるのではないでしょうか。
液体ハミガキを非常用として備蓄した場合、消費期限はどうなの?と。
練り歯磨きもそうですが、特殊なものを除き、歯磨き類に消費期限の表示はありません。
開封してなければ、3年くらいは保管できると考えて良さそうです。

もうひとつ、注意したいのが、液体ハミガキとマウスウォッシュ(洗口液)は似て非なるものということ。
もしかして、リステリンなどの洗口液をイメージしていた人もいるのでは?
容器が似ていたりもしますが、別物です。
とはいうものの、メーカーによっては液体歯磨きと洗口液を同一のもののように扱っている場合があります。
購入時、効能などをよくご確認ください。

洗口液も使いたい場合は、まず液体ハミガキで歯をブラッシングするかよくすすいで、そのあとに洗口液を使います。2本用意しておけば、完璧ですね。

代表的なものを紹介しておきます。
リンク先には、色んなタイプ(味の違いなど)があります。

GUM(ガム) デンタルリンス
ノンアルコールタイプ 薬用液体ハミガキ

歯周病菌を殺菌し、菌の残がいまで吸着除去します。
ハグキの炎症を防いで、歯周病・口臭を予防します。
液体だからお口のすみずみまで広がり、歯とハグキに留まり、長時間殺菌コートします。
香味はハーブミント、低刺激のノンアルコールタイプです。
内容量:960mL×2個+おまけ付き!

写真クリックでAmazonのサイトにリンクします。

NONIO(ノニオ) マウスウォッシュ
クリアハーブミント 洗口液 セット

独自の長時間殺菌システムで、気になる口臭を長時間予防します。クリアな息をキープできるマウスウォッシュ。
本品はアルコール配合ですっきりした使用感がありますが、アルコール不使用タイプをお望みの場合はリンク先をご覧ください。

写真クリックでAmazonのサイトにリンクします。

和光堂 Oral plus オーラルプラス
口腔ケアウェッティ 60枚

拭き取ることで口の中を清潔にし、口臭を予防する口腔ケア用のウェットティッシュ。ミントの香りで口の中を爽快に。メントール、キシリトール配合。
これも、水が使えない災害時にあったら嬉しい一品ですね。
この分野では老舗の和光堂の製品です。

写真クリックでAmazonのサイトにリンクします。