内閣府が薦める「避難しない避難」“在宅避難”って何?
避難って、安全な場所に避難(移動)することなんじゃないの?
在宅、つまりどこにも行かず自宅に留まるのに“避難”って日本語間違ってますよね?
そんなふうに思った人も多いのでは?
当家庭備災でも、最初は疑問を感じ「在宅避難」という言葉の扱いに戸惑いました。
でも、内閣府、ようするに政府がその「在宅避難」を国民に奨励しているわけだから、ちゃんとした理由があるはず。
というわけで、その内閣府の言う在宅避難の説明を見てみると….
『災害が起きたときに、自宅で身の安全が確保され引き続き住める場合には、自宅で避難生活を送ること』
なのだそうです。
う〜〜〜ん、それって「避難しない」ってことなんじゃないの?
と、思いますよね〜。
でもでも、
『避難とは「難」を「避ける」こと』
お〜、なるほど、要するに自宅で「難を避ける」ことですか、少しわかってきました。
ようするに、避難所などへ行くことだけが避難ではない、と。
避難所では共同生活だからストレス溜まる、感染症リスクも大きいですよね。
そんな避難所に行かなくても、自宅で避難生活が送れるよう日頃からその備えをしておく。
それが、在宅避難というわけです。
もちろん、家屋倒壊(余震で倒壊の危険)や火災などで、自宅での生活が無理になった場合は別です。
可能な限り自宅滞在を模索しましょう、ということですね。
備えとは、最低2週間分の水・食料備蓄、インフラ(ガス、水道、電気)が停止しても生活できる手段、特にトイレ対策、防寒対策など。
(それぞれの具体策については別の記事を参照願います)