非常食(災害食)のオススメ備蓄法。栄養バランス、コスパ、味の多様性も考えて。
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食料備蓄は栄養バランスを考えて取り揃える
被災時の食事は、ご飯、パン、麺類など炭水化物に偏りがちです。
ですので、非常食として備蓄する食材は、栄養バランスを考えて取り揃えることが重要となります。
●タンパク質
肉、魚、豆類が、缶詰も豊富にあり買いやすい思います。魚の缶詰ひとつとっても色々な種類がありますね。サバなら水煮・味噌煮など、味付けにもバリエーションがあるので、飽きることのないよう取り揃えましょう。
豆の缶詰は、日頃はあまり使わない家庭も多いかとは思います。そのまま食べてもいいし、色んな料理にも応用できてとても重宝します。探してみると、意外に色々な種類があることに気付くでしょう。
●ビタミン
ビタミンというと、生野菜や果物を思い浮かべる人が多いかと思います。しかし、新鮮な農作物は災害時に最も入手し難い食材と言えますね。
しかしこれも、缶詰でかなり補うことが可能です。特にミカンの缶詰は必ず備蓄しておきたい一品です。缶詰でもビタミンはちゃんと含まれているの?と疑問に思う人も多いかと思いますが生のミカンの80%は保持できているそうです。他にもパイナップルや桃など、フルーツの缶詰は多めにストックしておきましょう。
野菜の缶詰はあまり馴染みがないかと思います。ポパイでお馴染みほうれん草の缶詰も、日本で売っているのを見ることは稀ですね。
でも、缶入りの野菜ジュースならどこでも売られていますよね。トマトジュースやにんじんジュース、複数の野菜をバランスよく配合した製品もあります。こうしたものもぜひ、ストックしておきましょう。
ただし、野菜ジュースは缶入りでも、缶詰ほど賞味期限が長くないので、備蓄には注意が必要です。やはり、ローリングストック向けといえるでしょう。
カゴメ 野菜一日これ一本 長期保存用 190g×30本
特にオススメは、この野菜ジュース。
カゴメ「野菜一日これ一本長期保存用」は、賞味期間なんと5.5年!
長期保存が可能な「野菜の保存食」です。
1缶に、緑黄色野菜中心に30品目の野菜をバランスよく350g分濃縮、これは一人が一日に必要な量に相当します。
平常時には野菜は野菜のまま調理して食べるべきですが、災害時には、ひじょうに重宝する製品。
価格も、保存食としてはリーズナブルなのが嬉しいです。
野菜スープとセットになった商品もあります。
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●ミネラル(マグネシウム、カルシウム 他)
カリウムは、ナトリウム(塩分)の排出を促し血圧を下げる効果があるので、意識的に摂取したいミネラルのひとつです。野菜や果物に多く含まれるので、ビタミンの項目でも上げたジュース類が効果的です。他に保存性の高いものとしては、ドライフルーツやミックスナッツが缶入りもあってストックに都合が良いでしょう。
カルシウムは被災時に忘れがちな栄養素のひとつですが、骨ごと食べられる小魚、缶詰だとオイルサーディンなどが良いでしょう。また、意外にもカルシウムが多く含まれるものにインスタントラーメンがあります。インスタントラーメンにはビタミンB1、B2も含まれているそうなので侮れないですね。これは、日本即席食品工業協会がインスタントラーメンに日頃不足しがちなカルシウム等の強化剤をできるだけ添加することを推奨いるためです。なので、全てのインスタントラーメンに当てはまるわけではないと思います。添加物表示を見ればわかりますので確認してください。
ただ、インスタントラーメンの保存期間は袋物で8ヶ月。意外に短いのです。まあ、1年くらいは大丈夫と思いますが、油が酸化するのでそれ以上はオススメしません。最長半年を目処に入れ替えるローリングストックにはオススメです。保存用にはノンフライタイプが良いでしょう。
鉄・亜鉛も必須ミネラルです。価格も手頃で備蓄しやすいものとして、レバーの缶詰をお勧めします。レバーペーストならパンに塗ったりしても食べられるので、レバーが苦手な人でも食べやすいかと思います。
他に、貝類の缶詰も良いでしょう。
●食物繊維
野菜類や海藻、穀類に多く含まれていますが、ここでは安価で入手しやすい、小豆、えんどう豆、いんげん豆、ひよこ豆などの缶詰をお勧めします。
また、ひじきの缶詰もお勧めです。食物繊維のほか、カルシウムやマグネシウムも豊富に含まれています。
もちろん、こうした栄養素をサプリメントや栄養補助食品で補給するのも一案です。ただそれらにも消費期限がありますので、備蓄の際には注意しましょう。
厳しい状況下でも、できる限り充実した食事の時間を
限られた食材・調理環境であっても、少しでも充実した食生活を送りたいものです。
被災時は、たくさんのストレスに晒されます。そんな中にあって、食事の時間の充実はストレス軽減に大きな効果が期待できます。
前日と同じ食材しか手元になくても、ちょっとした味付けの違いを出したり、見た目だけでも変化を付けてみる。食事の場所を変えてみるのも一考。
厳しい被災生活では「食べられるだけでもありがたい、そんな遊んでいる余裕はない!」と思われるかも知れません。しかし、ちょっとした気遣い、遊び心が食欲促進〜ストレス軽減に役立つこともあるのです。
また、被災時は今後の不安からお金を精一杯節約しようと考えがちです。もちろん節約は重要でしょうが、度が過ぎて食事が貧相になり過ぎないことも大切です。
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